日記バックナンバー[06.12月]


 

■06.12.30(土)

本年最後の更新にします。今年の師走は、長く風邪をこじらせたお陰でスケジュールがメタメタだったな…。夕方わりと早めに帰宅して、ようやく年賀状の支度に取りかかる(なので皆さんスンマセン、僕の年賀状は元日にはまず届きませんので…)

今年はなんだか、これといって達成感もなく、かといってサボった感もなく、ルーチンな1年だったような気が…。最大の後悔は、今年は自分名義の著作をひとつも出せなかったこと! …う〜ん。通ってる企画はあるのに、これは完全にキャパオーバーというか、サボりというか。他らしい企画を自分から作ろうという積極性に欠けていたのもこの1年の反省点。正月は企画書作りから始めるかー。

思いだしたように読書記録をひとつ。待望の羽田圭介、デビュー2作目『不思議の国のペニス』。前作『黒令水』の素晴らしさをあちこちで吹聴してたら、編集さんが送ってくれました。

なんというか、「下ネタ全開」で片づけるのは容易い作品ながら、批評の難しい一作(笑)。主人公は高校1年生男子で、2年上の彼女とSMならぬSSという不思議なプレイに没頭している。この世代の恋愛感情と性欲の在り方として、持ち前のリアリティは健在。評価は当然分かれるでしょう。僕はしっかり楽しんだ上で、羽田圭介の向かう先がいっそう興味深い、という結論。

 

■06.12.27(水)

夏に越してきたばかりの部屋だから、大掃除めいたことはとくにやらないつもりだが、原稿がちょこちょこおしている。今日明日で何とかしたい…が。

晩、渋谷で飲みの席がひとつ。昨年度版の『現代用語の基礎知識』執筆時にお世話になったM女史から、「ぜひ紹介したい人物が」と誘われ、IT界ではちょっと有名な某氏とお会いする。なるほど、とても刺激的な方であっという間の2時間。来年は仕事でもご一緒させてもらえるようなので、今から楽しみ。

 

■06.12.26(火)

日中まるまる原稿書きで潰して、いよいよ本格的な06年のラストスパート。晩は大雨の中、渋谷で飲み会がひとつ。『忍庭』にて、P社のSさん率いる面々と。今年は風邪でいくつか忘年会を欠席してしまったから、なんだか飲み足りない年末。

そういや今年のボクシング界の年間表彰。大方、異論はないものの、WBAミニマム級の暫定タイトルを、素晴らしいファイトで獲得した高山勝成がこぼれているのが非常に残念。世界王者が7人(徳山返上後は6人)もいりゃ、多少漏れてしまうのはしょうがないのだが、せめてその年にタイトルを獲得し、保持している選手には、敢闘賞とか殊勲賞あたりをダブル受賞という形にしてでも何か授賞してほしかった。

 

■06.12.25(月)

午前中一杯は原稿書きにあて、午後から外出。渋谷で買物やら何やらのあと、Kさんと『dogenzaka #202』で一杯やる。感覚的には単なる週明けの月曜日、しかも年の瀬ラストスパートで慌ただしい平日――という感じなのに、一応クリスマスなもんだから渋谷の街はカップルだらけ。負けずに最初の一杯だけはシャンパンで、なんとなくクリスマス気分を味わう。

 

■06.12.24(日)

クリスマスイブというよりは普通の日曜日。「イブはどうやって過ごすの?」と方々で聞かれたが、まさか自室で一人、M-1グランプリを見てすごすことになろうとは(笑)

長く引きずってた風邪の症状も、ようやく完治。ちょっと運動量を増やして体のメンテをせねば……と思うものの、間もなく暮れでジムも休館かー。

 

■06.12.23(土)

今年、何度目かの茨城遠征! なんだかすっかり気に入ってしまった水戸駅前で、クリスマスらしいイルミネーションに遭遇。心が和みます。

良い機会だったので、ちょっとご無沙汰してた水戸出身のIさんに連絡をとり、オススメの食事スポットを教えてもらった。駅前の商業ビル内ではクリスマスイベントで福引きもやってて、ミニスカサンタに引き寄せられて籤をひいたら、12等でタリーズの珈琲豆(200g)が当たった。

…実はその直前に、600g分の新しい珈琲豆を買い込んだばかりだったんだが。。。

 

■06.12.22(金)

年内締切りの原稿数も、だいぶ先が見えてきた。珍しく今年は、ハッキリと“仕事納め”と言えるタイミングがあるのかもしれない。去年までは講師業のお陰で、旅先で年越しながらもテストの採点とかダラダラこなしてたからな…。

年内マストの打ち合わせをひとつこなし、原稿をいくつか。晩は明大前の『うら通り』というダイニングで忘年会がひとつ。これは広告系大仕事のスタッフ一同によるもの。なんでもこの店、野菜のソムリエみたいなスタッフがいるらしく、実際何を食べてもえらく美味い。明大前で飲む機会なんてまずないんだけど、これはお気に入りに追加だ。

少人数で残り、駅前のバーで2次会やって最終の井の頭線に飛び乗る。距離的には自宅に近く、帰り方にも数パターンあるが、結局は下北沢で降りてタクシーを捕まえた。

 

■06.12.21(木)

朝から区内の某女子大。取材3つと軽いミーティングが1つ。すでに冬休みのため、暖房が入ってるエリアが限られており、風邪っぴきの身には少々辛かったのだが、取材としては大いに収穫あり。

晩、決算賞与が出たというMさんに飯を食わせてもらう。渋谷の待ち合わせを、体調的にムリをいい、三軒茶屋までご足労願う。前々からよく人に奨められていた『太樹苑』で焼肉とニンニクをたくさん食べさせてもらったら、みるみる体調が快方に。

 

■06.12.20(水)

なかなか仕事抜きで会う機会がないのだけど、一度ざっくばらんにお喋りしてみたい仕事相手というのが結構いる。忘年会というのは持って来いの口実で、今夜もひとつ、そういう意味で大いに楽しみにしていた宴席が控えていたのだが…。猛烈な風邪の症状に見舞われ、泣く泣く断念。熱だけならまだしも、かなり咳が出るのでかえって迷惑だっただろう、と。

お陰で亀田×ランダエタ第2戦のテレビ中継にありつけたわけだが、ランダエタのどうしようもない無気力ファイトにガッカリ…。もともと新井田戦の時から、さほどたいした選手と評価してないが、いろんな意味で今日のはヒドイ。

そして体調も最悪。試合終了のゴングとともに、即、床に突っ伏す。

 

■06.12.19(火)

取材2連発。まずは新宿の某レンタル会議室にて、作家の真山仁さんのインタビュー。経済小説の書き手として知られる方だが、意外にも元々はミステリー作家志望で、乱歩賞などに投稿されていたのだとか。さすが、ジャンル的に講演慣れされてて、テープを起こせばそのまま原稿になりそうな弁舌が心地よかった。

カメラマンO氏と喫茶店で時間調整のあと、半蔵門のPHP研究所内にて、やはり作家の西加奈子さんにインタビュー。こちらは真山さんとは対称的に、やわらか〜い関西弁で必要以上にキュート。良い意味であまり作家然としてない方で、できれば取材じゃなくて飲み友達として出会いたかったような楽しい人だった。

…しかし終盤、体調悪化で苦しんだ。終了後は即帰って床に伏す。

 

■06.12.18(月)

瀕死でウィークエンドを乗りきり、なんとか社会復帰セリ。今年の風邪はとにかく引きずるらしく、不調はまだ続いているものの、とりあえず原稿や取材はこなせるところまでは回復した。

溜まっているゲラのチェックや、書評原稿など片づけて1日を終える。

 

■06.12.14(木)

著しく風邪が悪化。それでも病院に行かない主義を貫く……が。

騙し騙し、20時に三茶で講談社のM氏と打ち合わせ飲み。『阿川』という、以前から聞き及んでいた知る人ぞ知る名店。ばっちり栄養をつけさせていただきつつ、来年予定している某企画の話とか、とっても有意義な雑談とか。体調不良で終始、冴えない顔をしていたであろうことが申し訳ない。。

 

■06.12.13(水)

箱根で風邪をもらってきた…。喉に激しい痛み。

午後から六本木通り沿い某所にて、スポーツキャスターの田中雅美さんのインタビュー。若い。キレイ。もともと競泳選手としてオリンピックでも活躍された方(団体戦で銅メダリスト獲得)。岩崎恭子さんと同期にあたるとか。

終了後、付近の喫茶店で小打ち合わせのあと解散。本日は自由の身ゆえ、付近で買物していたHさんを捕まえ、渋谷のカフェ『dub』でお茶。ここは元ストリップ小屋を改装して造られた、界隈ではわりと有名なお店である。あまり混雑してる時間帯に訪れたことがないせいか、空間がゆったりしてて気持ちいい。ちなみに三茶の『compound cafe』とは同系列。

 

■06.12.11(月)→12(火)

前々から計画を立てていた、箱根読書合宿を敢行。これはちょっと面白い企画だったのでまたどこかでネタにしたい。最近は思うようなペースで読書をこなせてなくて、書評仕事も年内まだいくつか残ってるし、このままだと仕事に支障が……と危機感を募らせていたとこだった。

ちなみに、帰りに横浜で『硫黄島からの手紙』を観た。対となる『父親たちの星条旗』も先に観賞済み。数年前にもこの日記で触れたけど、僕の母方の祖父というのが、実は硫黄島の生き残り兵だったりする。恥ずかしながら、戦争に詳しい人に指摘されるまで、それがどれほど貴重であるかを知らずにいたのだけど、折に触れて関連書籍などを漁るようにしていた。僕にとって渡りに船であったこの両大作、得るものは大きかった。とくに『硫黄島…』のほうは、今年観た映画の中で一番夢中になったかも。

沖縄戦のルポをやった時に近い高揚感を抱えつつ、名古屋の爺ちゃんのところへ体験談を聞きに行かねば、と強く思う。

 

■06.12.10(日)

新松戸でE子さんの婚約&誕生パーティー。ホームパーティーなのにビュッフェスタイルという、なんだか斬新な体験をした(笑)。基本的に働き者の女子が多かったので、僕は働かずにソファに転がって飲み食いしてただけですが、楽しい空間でした。

晩は早めに退散して、自宅で原稿書きなど。

 

■06.12.8(金)

朝から世田谷区内の某女子大。終日、取材とブレスト。校風なのか、えらくマジメ過ぎる生徒の多い学校と思っていたが、ようやく学生らしい子達に遭遇できたことがこの日一番の収穫。ちなみに、エディトリアル的な実務に入るのはまだ当分先のことだ。

 

■06.12.7(木)

なんとも痛ましい話なのだが、つい先々週、披露宴に行ってきた友人の父君が亡くなった。お通夜に参列のため、再び熊谷へ。披露宴の時に久々に袖を通した黒スーツだったが、まさかこのような形ですぐまた使用することになろうとは…。

遺族の皆さんの悲痛な表情が忘れられないが、通夜振るまいの席では母君も友人夫妻も、気丈に明るく振る舞っておられた。心よりのご冥福をお祈り申し上げます。

 

■06.12.6(水)

午後から赤坂H社で、某プロジェクトのオールスタッフ・ミーティング。代理店の方やプロデューサーなど6名でガン首突き合わせて、みっちり3時間超。普段やってる編集や広告の仕事なんかとはまたちょっと違う雰囲気で勉強になる。

著者の山本甲士さんからご恵贈いただいた、新刊『わらの人』読了。奇妙な理髪店の女性理容師によって、期せずしてそれまでとは打って変わった髪形にされてしまった人達の生活の変化を描いたオムニバス。日常を逸脱しない範囲で起きるこの“事件”な感じ、個人的にツボ! こういうの、映像化してくれないだろうか。収録作中とりわけ秀逸だったのは「黒の人」。記憶喪失の男が、鏡で自分の顔を見てだいたいの年齢にあたりをつけ、人と話しながら訛りの有無を知る。一つずつのファクターから自分の正体を推測していく過程が、すんごく斬新で面白い。

ちなみに山本さんはもう1作、ノベライズの『墨攻』も上梓されたばかり。来年2月公開の映画を先に見るか、ノベライズを先に読むか迷いつつもページを繰り始めてしまった(純然たる原作小説の場合は、僕は必ず原作を先に読みますが…)。戦国時代の中国を舞台に、専守防衛を信念に大軍相手に立ち向かう主人公を描いたもので、元々は森秀樹のコミックが原作。先の『わらの人』よりもやや硬質なタッチで描かれており、痛快なエンタメ性を求める人にオススメ。

 

■06.12.4(月)

午後から撮影とか資料集めのために月島へ。たぶん『石田衣良style』を作った時以来だから、3年ぶりくらいだろうか。ちょうど昼時だったので、もんじゃ+昼からビールで至福のランチ。

パリで世界タイトルに挑戦していた坂田健史は、またしても僅差で奪取ならず。これが3度目の世界挑戦。私見では「勝った」と思えた試合はないものの、3戦とも残酷なほどの微差で、なんとも気の毒。

 

■06.12.2(土)

作業量的にはだいぶ落ち着いてきた。とりあえず目の下の隈を消すべく長時間睡眠を心掛けるも、どうしても目が覚めてしまう…。

早い時間に仕事に切りをつけて、晩はご無沙汰のMさんと『』で一杯。近況交換などしつつ、まったりと焼酎を呑む。

 

■06.12.1(金)

午後からジムへ行って、その足で宝島社へ。刷り上がってきた『このミス』の発送作業など。

少しおしてしまい、駆け足で恵比寿。カメラマンO氏に誘われて、出版とかPR関係者の人達ばかりがなんとなく集まる飲み会に参加する。8人いる中で男子は僕とO氏だけという恵まれた(?)酒宴で、メンツには偶然、3年くらい前に全然関係ない飲み会で会ったことがあるE女史の姿も。以前は企業の広報をやってたと思ったが、現在は転職して大手PR会社に在籍し、六本木ヒルズなんかの広報仕事をやってるんだとか。

ちなみにこの日の会場は都内ではわりと名高いイタリアン『da IVO』。「苺のリゾット」なるユニークなメニューがあって、思わず手が伸びる。本当に苺の香りと味がするので違和感あるが、なかなかの美味(というか珍味)。…でも、米と苺を一緒に食べてる感覚がなんか気持ち悪いので、せめて苺のスライスを上に載せるのは辞めて欲しい。。。

終電後、残った4名で2軒目。この日はなぜかえらく眠くて、目をしょぼしょぼさせながらAM4時くらいにはタクシーで帰宅。

 


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